追記 古巣のおはなし

※作品名等は伏せていますが、かつて在籍していた二次創作ジャンルに関するおはなしです。この記事はそのうち下げます。

おりたたみ

長年在籍していた二次のジャンルの推しCP(便宜上A×Hと仮置きします)で来年オンリーが開かれることがほぼ確定したとのことで、文字通りひっくり返ってる。赤ブーさんの新刊カードシステムだから間違いなく開かれるとのことで、本当に本当にびっくりしています。え、本当に現実なのこれ。

個人的な前日譚なんですが、再開したソシャゲでSSRを合計2桁枚引いてしまったあとに私生活で大トラブルが発生してしまって、「ああ……やはり使ってはいけないほうの運をうっかりソシャゲに注いでしまったか……」と落胆していたらこの吉報。今年の運はこれで使い切ったかな……いや、家を決める豪運は残っててほしいけども。もう根性と勢いでイベントに参戦するような生活はしてないんだから、今から諸々の調整と根回しをしておかなければ。

這ってでも行くつもりなので「行かない」という選択肢はないのですが、行くとしても99%の確率で一般参加になると思う。100%って言いきりたいけど1%くらいは未練枠として。ここの日記に書いていたか記憶があやふやなんですけど、供養と心の整理を兼ねて書かせてね。

1%枠に収まる未練は2つあって、1つは再録集の発行、そしてもう1つは成人向けです。
あげておいてなんですが、まず再録集をイベント合わせで発行はできないと断言します。昔のわたしがサボったばかりに量がすさまじいことになっており、予算と在庫を置くスペースの確保が現状では厳しいので。自分用に1組だけ作るとか、受注で予約いただいた冊数だけ作って発送するとか、そういう形での発行を一応想定しています。
もう1つの成人向けなんですが、別に書いてなかったわけではないんです。でもどうしても満足のできるはなしを書くことができずに去ることになってしまい、去ってしまったあとにようやくその原因に思い当たれたんですよね。自分が書いていたA×HのAは、ロマンティック・デミセクシュアル(アセクシュアル)だったな……と。Hのほうは過去に男として生きていた女性キャラというこちらもまた変則的なタイプなんですが、一般的には男女CPに分類されています。在籍していた当時は「Hはトランスジェンダーないしノンバイナリーなのか」で悩んでたんですけど、Aに関しては公式はバイセクシュアルかな〜と思ってたぐらいで自分が書くAのセクシュアルに関しては考察どころか疑問を持つことすらなかったよね。
(なお今は「Hはトランスジェンダーではない」と思ってます。ノンバイナリー/Q解釈はできるかなと思ってますが、作者さんは女性として書いてると思うしH自身も分類されている性を嫌がってるそぶりもないので)
つまり、書き手としての自分が無自覚なまま書いていたA×Hはロマンティック・デミセクシュアル男性×アローセクシュアル女性(Q?)だったんだなって……その辺りの知識を得てようやく気づきました。
そりゃ王道ラブロマンスのストーリー運びでは書けない。当たり前だよ。全年齢向けを生産し続けることになるわけですよ。どうしたらこの二人が互いに納得の上でセックスをすることになるか、一気に道すじができたもんね……せめて1年早く気がつけばギリ間に合って書けてたんじゃないかと思うんですけどあまりに遅かった。全てわたしの勉強不足による至らなさです。読み手としては様々な関係性のA×Hを楽しくハッピーに読ませてもらってるんですけども……書くとなると話は別になるんだから創作って不思議だよね。

というわけでイベント合わせで書くとしてたら後者なんですが、それにしたってもう数年以上本を作っていない上にPCも壊れてるという頭が痛い編集環境なので本の形をしているコピー冊子の作成が限界だろうし、何より二次名義としての自分は苦しみ抜いたすえの永眠状態なんですよね……今から書かせるって、例えるなら墓から死体を引き摺り出して蘇生させるような、そういう強引さが伴う。そこまでしてまでなくしてしまいたい悔いなのかというと……一次で組み直したほうがいいんでないの? と思わなくもないですし……。

あと、当時は苦しんでいたとはいえ去り際にけっこうやらかしてるので、どの面下げてサークル参加するんじゃーいって思う。空気を読むのが苦手なわたしでもこれは思う。あのとき迷惑や負担をかけてしまった関係者各位には本当に申し訳なかったけど、もう取り返しがつかないし、ここで一時的にとは言え復帰するなんて往生際がよくないんじゃないかな……。あと自分がトリプル・マイノリティであることに気付いた今となっては、一部の人間だとわかっていてもヘイトに遭遇しやすい二次創作の世界で身構えながら書くのはまあまあしんどくて。だめだ、整理すればするほど「むりっっっ」と叫んでしまう状況だ……。

というわけでまあ、やっぱり無理じゃないかな! 詰んでます。どうしたら本を作れるのかよりも書けない理由を並べている時点で、二次の字書きとしてのわたしはもうだめなんだと思う。書ける人たちに託すべきです。
一般参加して、全サークルのご本をお迎えするかんじでわたしは楽しませてもらいましょうね。身体ももっと鍛えていっぱいおしゃれして行くぞ。【追記】今も交流がある方が話を聞いてくれて(ありがたい)、実務面での協力者を得ること(理想は合同サークル)&名義の変更(不誠実かもだけどわたしの気持ちの整理の上で必須)を実現できればなんとかなる……かも……?とかすかな道筋は見えてきたんですけどいずれにせよハードルが高い。うーん……わたしはどうしたいんだろうなあ……いや、たぶんしれっと一般参加して節度を持って全サークル新刊お迎えがスマートなんですけども……オンリーサイドからすればサークル数を増やすことに貢献したほうが今後のためにはなるのよね……うーん……。