なぜ……パソコンというものは突然壊れてしまうのでしょうか……。
いえ、一応動いてはいるので正確には「余命宣告」です。文字通り突然壊れるよりははるかにマシだと思いますが、プログラムの更新中に突然異音が1分近く鳴り響いてシャットダウンしたときは心臓が飛び出すかと思いましたし猫たちもびっくりしてパニックになってしまい室内が騒然となりました。
昨日はたまたまクラフラの設定整理をしていて「不整脈の症状が出てきたし今日はこのあたりで止めておこう〜」としたところに事件が起こったので、驚きのあまり悪化した不整脈に呻きながらローカルにしかないデータのバックアップを取るなかなかしんどい作業に追われることになりました。本当に消えたら困るデータはクラウドやオンラインにもバックアップとってますし昔書いた小説は大体再録しているので最悪の事態は回避できるようにはしてるんですけども、あ〜つらかった……。こういうとき、絵描きさんは統合前のデータの作品のバックアップなども取らなければいけないから大変ですよね……。
症状を調べてみると「アウト」らしくおそらく修理に出しても高くつくだけなので、動いているうちに買い換えた方が良さそうなんですよね。気がついたら5年目に入ってたので確かに買い換えのタイミングではある。
ただ、microsoftのここ最近の動向に思うところがあり、かつPC以外はiOS環境で生活していることもあって次はMacに切り替えとようか悩んでいたのです……1つのOSに全て統一してしまうのもそれはそれでデメリットがあると思うので、今のPCをもう1〜2年メインPCとしてごまかしで使いつつ、mac miniを購入して並行運用していこうかなとかぼんやり考えていたところに余命宣告されてしまった。悲しい。
買い換えるとしても少し先になると思うので、それまでどうするか考えておこうと思います。というわけでこの日記はipadにキーボードを繋いで書いております。macに切り替えるならiosのキーボード配列に慣れなきゃですし。
折りたたみ
Blueskyでこんな“不良”宣言なるものをしていました。クィアの方面からフォローを頂いて、ほどなくしてそっと外れているというのがつづいたので、不良であることを見えるところに書いておいたほうがいいだろうなと判断しました。
友人と話していてよく思うのですが、やはりわたしは特定のグループや集団に所属するのが「とても」苦手な人間なんだろうなと思います。子供の頃からずっとそうだったので。
どこいても、いつも「視点のずれ」や「ボタンのかけ違い」が起こっていて、それによって引き起こされる摩擦で何度も衝突して、時には取り返しがつかなくて疎遠になる、縁を切る、離れる、ということを繰り返す。ズレやかけちがいを許容してくれる緩やかな人や場所でなければ他者と交流していくことが難しい。わたし自身はそういう人間です。だから、たとえばマイノリティの権利向上のために真面目に活動しているような人の集まりほど、わたしのような存在は困るだろうなと思うのです。そういう人たちが嫌うような作品を「愛してる」なんて言ったりするんですから。迷惑をかけたくないなあと思うので、書籍やグッズを買うとか寄付するとか、そういった形で関わっていければと思う。クラフラを書くための資料としてはもちろん、わたし自身すら周縁化していたセクシュアルやジェンダーに気づくことができたのは先人の方々の叡智と戦いのおかげなので。邪魔を、したくない。
クラフラを「“クィア”・ファンタジーな少女小説」と表記することで「これを書いている人は〈まっとうな〉クィアないしアライなのだろう」という誤解を招いてしまうのはなんとなく想定はできていた。でも「ジェンダーを踏まえたCPコンビグループ表記」が現状では存在しない創作の世界において、「クラーラとフランカ」や「ツェツィルとアンネ」のような関係を既存の「男×女」「女×女」に分類されずに成り立たせるにはクィアの言葉を借りて表記することしか思い浮かばなかったし、だから、一種のカウンターとして機能させたいという思惑があるにはあって。しばらくはこのままの表記で書いていこうと思っています。もしかしたらこの先にジェンダーを踏まえた表記やジャンルの分類が出てくるかもしれないので、そのときは時代に合わせて変えていきたいですね。出てきてほしいな。言葉がほしい。
3/19追記の折りたたみ
殊更のファンというわけではなかったけれども、幼い頃から慣れ親しんでいた作家さんたちが突然、それも続くように彼方へ旅立ってしまうというのは淋しくてつらくて悲しいです。鳥山明先生、いのまたむつみ先生、ありがとうございました。どうか安らかに。